コンサルティングプロジェクト①

今週の月曜日からconsulting project を2週間することになった。僕のグループはBath大学のケミカルエンジニアリングの教授がクライエントとなった。

プロジェクトの内容はざっくり言うと、教授が開発した水質検査センサーをどのようにして商用化していくかという内容である。教授はもちろん研究者でビジネス経験がないので、ビジネスモデルを作成し、来週の金曜日にプレゼンをすることになっている。

 

商品のセンサーは水中にあるheavy metal を最大3コマで即時で検査ができるというもので、1回あたり20ペンスで実施ができるというもの。但し、検査をすることとデータを集めること以外に商用になりそうな要素はなかった。(水を浄化出来る等)

 

さらに、ビジネスのスタートがコロンビアからということも大きな課題になった。理由としては、コロンビアでは違法での金の採掘を行っており、岩から金を作る際に水銀を使い、その水銀がアマゾンの川に流れて健康に影響を及ぼしている状況である。検査自体ではこの状態を解決できない。さらに、コロンビア政府も違法採掘に対しての取り組みも昨年からスタートしておりあまり協力的ではないという状況であった。

 

グループメンバーの構成は、アメリカ(教育コンサル)、コロンビア(バイヤー)、タイ(コンサル)、中国(ファイナンス)、日本2人(アントレ、営業)の6人。1週間の中で特に大変だったことは、クライエントがプロダクトを先に作ってしまったため、需要があるのかが全く読めないということだ。

 

火曜日と木曜日に2回ほど教授とミーティングを行い、製品の概要と今後の方向性は決定した。しかし、教授にビジネス経験がないため自分たちが思っているイメージと教授の希望のイメージに乖離がないか読めていないのが現状。

 

最終的に木曜日に意見が、製品と市場のどちらにフォーカスをして進めていくかで意見が2つに分かれてしまった。最終的には、既存の製品からスタートし市場を探していくことになった。さらに、グループワークの際に5人が納得して進めようと話をしているときに、必ず1人はそれは違うんじゃないのかという意見が出てくる為、なかなかスピード感がない。さらに、話が脱線した際(2-3人)に本題に戻すこともとにかく苦労するということが分かった。

 

自分自身は英語力がないため、意見が分かれたときに説得をすることが出来ず、ストレスを感じた。改めて、英語で人を説得するために最低限必要な英語力だけでも身に付けたい。